こんにちは!
木津川市の工務店が手掛ける、注文住宅「らく住む」のインテリアコーディネーター尾野実菜子です。
ママの声をカタチにした家づくりブランド「らく住む」では、毎月1回、女性インテリアコーディネーターが 延べ床面積18坪から34坪の商品プラン(間取り)をご提案。
ブログでは、家事動線や収納スペースなど、間取りのポイントを「らく住むPoint」としてご紹介しています。
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日本は地震大国といわれるほど、毎日何処かが揺れています。やっと新型コロナウィルス感染者数が落ち着いてきたなと思いましたら、先日も震度5の結構大きな地震が関東や北陸に来ましたね。
怖いですね。イザというときの備えや必要なものや対策はネットで調べたら、ある程度出てきます。
今回は、インテリアコーディネーターとして、お客様から頂いた声や体験談を踏まえて、地震対策のポイントをお伝えしたいと思います。
地震災害といっても阪神淡路大震災の時は、大きくは純粋な地震による倒壊と、火災による焼損がありました。東日本大震災では、火災ではなく津波でしたね。
このように、まず地震による倒壊の一次災害に備え、二次災害に備える二つの考えが必要です。
震度7クラスの直下型地震は、一発目の大揺れで、明暗が分かれます。
人は災害に直面すると心理的にも本能的にも動けません。阪神淡路大震災は朝方発生したこともありますが、「地震発生から逃げる動作までに建物がどうなっていたか」、実際にお客様からお伺いした中で印象深かったお話をご紹介します。
「お布団で寝ていたけれど、一瞬で箪笥が倒れてきたの。たまたま、扉が開いたおかげで、扉自体がつっかえとなり、箪笥の下敷きにならなかったんです」
「お隣はね、1階が潰れて2階にいた人だけが助かったのよ」
第1回目の揺れで、1階が崩れたり、家具の下敷きになったりと被害もそれぞれ。一次災害で命が助かって、避難することができるのです。
阪神淡路大震災では、二次災害は火災でした。いつ余震がきて建物が倒壊するか分からない。外は瓦礫やガラスが散乱している上、いつレンガや看板が落ちてくるかわからない危険な状態でした。そんな状況では、家にいるほうがいいのか、外に逃げるほうがいいのか、判断に迷うところです。家にいても倒壊や火事の延焼を免れたという人もいましたが、魚崎や灘地区のようにあたり一面焼け野原になった地区もあります。
震度6,7クラスの地震があった時、精神的にダメージが大きい中、明暗を分ける判断を迫られます。それは決して簡単なことではありませんが、一刻を争います。
日頃からあらゆる場面を想定して心の準備をしておきましょう。
防災グッズは避難セットと備蓄品に分けて考えます。避難セットは先ほどお伝えしたように、明暗を分ける判断を迫られ、一刻も早く非難するときに持つものです。色々なものを持っていきたくなりますが、重くて行動が鈍ってしまっては本末転倒ですので、注意しましょう。
また、家族全員分となると置き場に困りますね。備蓄品は家内のいたる所に保管することで構いませんが、避難セットは、玄関に置くことをお勧めします。
玄関は狭い空間に柱や壁が建っているので、崩れにくい構造となっていることがほとんど。
玄関ドアを開けて、避難経路も確保できます。最近は作り付けの下駄箱が多いので、家具の転倒もなく、安全を確保できる場所となっています。
ただ、子育て時期は、靴や玄関収納する物が多く、とても玄関収納に避難グッズを置くスペースがないというケースも多いですね。
そこで、私は玄関に通じる通路にDIYで「避難セット」を収納する家具を作りました。
120cm幅の通路に、38cmの避難リュック4人分と備蓄品を入れるためのボックスです。
他にも玄関に収納付きベンチを置き、その中に防災バックを入れてもいいですね。
近頃はスツールが防災バックになっているものなど、様々な形のものがあります。
いかがでしたか?災難はいつ、どんな規模でくるか、予測できません。今回のお話も結果論の一パターンかもしれませんが、避難グッズの置き場所などは、新築プラン時にしっかり考えておきましょう。もちろん、ご提案やアドバイスもさせていただきます。
木津川市で「らく住む」を展開する工務店・喜創。
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