築56年の古家リノベーションをご紹介。思い思いの時を過ごす「家族がゆるやかに繋がる平屋の家」 - らく住む|木津川市・奈良市の注文住宅

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築56年の古家リノベーションをご紹介。思い思いの時を過ごす「家族がゆるやかに繋がる平屋の家」
2023.04.10

こんにちは!
木津川市の工務店が手掛ける、注文住宅「らく住む」のインテリアコーディネーター大西美智子です。

ママの声をカタチにした家づくりブランド「らく住む」では、女性インテリアコーディネーターが 延べ床面積18坪から34坪の戸建てプラン(間取り)をご提案。
ブログでは、家事動線や収納スペースなど、間取りのポイントを「らく住むPoint」としてご紹介しています。

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全面改装のプランを担当させていただいた奈良市内のI様邸が、平屋の動線の良さを残しつつ、新築以上に魅力的な間取り、新たな価値のある住まいに生まれ変わりました。

今回は、フルリノベーションが完成するまでの過程を、ビフォーアフター写真と合わせて紹介します。

お施主様のご要望

共働きで、ご夫婦ともにお忙しい日々を過ごされているI様。全面改装することを前提に、最寄り駅から徒歩5分の静かな住宅街に建つ古家を購入されました。中庭を囲む部屋のつながりが心地良い平屋です。老朽化した古家特有の暗さと寒さを解消するため、耐震補強と断熱の工事も必須でした。

はじめに、奥様が集められた室内イメージ写真を拝見しながら、ご要望を伺いました。

  • ・リビングはスッキリと。周囲に余裕を持たせて、解放感もほしい
  • ・掃除がしやすく、収納はたっぷり
  • ・足がおろせるカウンターを設置した、小上がりスペースがほしい
  • ・泊まりに来る家族のために客間がほしい
  • ・洋服の量が多いので、使いやすく大容量のクローゼットがほしい

6DKで床面積が約122㎡(約37坪)という広いお家でしたので、ご要望については無理なく取り入れられそうです。ですが工事費用を抑えるため、柱や壁の位置を大きく変えない方向でしたので、各部屋をどのように割り振るかがポイントでした。

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間取り計画

もとは中庭を囲むように和室がつながった、コの字型の間取り。

ビフォー

まず家全体からみて、大まかに間取りを決めていきます。

水まわりの位置は大きく変えず、日当たりが良く玄関から近い位置にLDKを、玄関から遠く日当たりがよくない位置に寝室を配置。ご夫婦のプライベートゾーンから遠い玄関側に、客間を設けることになりました。

計画

コの字型の家のままでは、主にお過ごしになるリビングから寝室やクローゼットが遠くなってしまいます。

「お忙しいご夫婦の負担になり、行き来が億劫になってしまうのでは?負担が少なくスムーズな動線を実現したい」と考え、中庭の一部に洗面室を増築して寝室とつなげる提案をさせていただきました。

廊下を兼ねている縁側はご不要だったこともあり、ご快諾をいただきプランが決定しました。

アフター

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リフォームのポイント

つながる動線

増築により、キッチンから洗面室、寝室、クローゼットへと続く動線が生まれました。

洗濯の後は中庭のウッドデッキに干したり、洗面室に備えた乾燥機で乾かしたりすることで、クローゼットへ収納するまでの作業を少ない移動で完結できます。

大容量の収納

玄関からリビング、キッチンへと続く位置に配置。

日用品のストックやお客様用の寝具など、見せたくないものをまとめて収納することで、すっきりしたリビングを保つことができます。

耐震補強と断熱

1981年5月以前に建てられた建物は現在の建築基準より耐震性が低く、56年を経て老朽化している箇所も見受けられるため、柱や梁を補強していきます。

屋根と天井、室内の床と壁は新しく作り、断熱材を入れ、断熱性能を高めました。こうした見えない部分の工事をしっかり行なうことで、快適な環境で安心して過ごせる住まいになります。

お住まいの地域によって、一定の基準を満たす工事を行なうと補助を受けられる場合がありますので、工事の検討を始めた段階で業者へ相談してみるとよいでしょう。

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お施主様のこだわりポイント

明るく開放感のあるLDK

掃き出し窓と中庭の2方向から自然光が入る明るいLDKは、白とグレージュがベースの優しい色合い。

間仕切りをなくし、高さのある建具やダウンライトを採用したことで解放感もアップしました。キッチン背面の2つの扉は大容量の収納庫。家の物と食材ストックを分けで収納できますので、すっきりリビングが叶います。

キッチンの白い壁には、インテリアをアレンジすることが好きな奥様がはがせるステッカーを貼られる予定。楽しく絵柄を選んでいらっしゃいました。

小上がりスペース

家族の気配を感じながらくつろげる小上がりは、ゴロゴロしたり、ちょっと腰掛けたりするのにちょうど良いスペース。ダークブラウン色を取り入れることで、落ち着いた雰囲気と空間のメリハリが生まれました。

右側の袖壁と左側に取り付けた格子間仕切りによって、程よく空間が隔てられています。

カウンターの下は掘りごたつのように足をおろして座ることができ、パソコンなどの作業も楽な姿勢で行なえます。

また、畳の下にも大型のアウトドア用品や使用頻度が低いものを収納できるスペースを設けました。左側の収納下の空間はルンバ基地になっています。

ウッドデッキの中庭

洗濯物を干す以外にも、お客様とのバーベキューや朝食やお茶の時間を過ごすのにも利用できるウッドデッキの中庭。

星空を眺めたり、休日にはハンモックでゆらゆらしたりなど、夢が膨らみます。

大容量のクローゼット

バッグなどを置ける棚付きのハンガーパイプを一面に取り付けました。

探しやすく出し入れしやすい形で、好きな高さに棚板を増やすことができます。

まとめ

これまでのお住まいでは、不自由さや不便さを感じながら、ご自身でインテリアを工夫して暮らしてこられたI様。

「フルオーダーだからこそ自由に決められるという難しさがありました。打ち合わせなどで時間はかかりましたが、アドバイスのおかげで希望通りの間取りや理想の空間にすることができました」
「完成したマイホームを見た瞬間、何物にも代えがたい満足感と夢が叶ったと実感し、喜びや嬉しさでいっぱいになりました」と感想をいただきました。

嬉しいお声をいただけて、私を含めたスタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

「らく住む」では、リフォームも経験豊富なインテリアコーディネーターがヒアリングから間取りプラン、家具選びまで寄り添いますので、安心して相談いただけます。
ご要望の際は、ぜひ「らく住む」にご相談ください。

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