新築時に想定しておきたい「ペットとの暮らし」~間取りのアイデアとペットに優しい建材 - らく住む|木津川市・奈良市の工務店|注文住宅

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新築時に想定しておきたい「ペットとの暮らし」~間取りのアイデアとペットに優しい建材
2022.08.29

こんにちは!
木津川市の工務店が手掛ける、注文住宅「らく住む」のインテリアコーディネーター尾野実菜子です。

ママの声をカタチにした家づくりブランド「らく住む」では、毎月1回、女性インテリアコーディネーターが 延べ床面積18坪から34坪の戸建てプラン(間取り)をご提案。
ブログでは、家事動線や収納スペースなど、間取りのポイントを「らく住むPoint」としてご紹介しています。

尾野実菜子のプロフィールはこちら

昨今、お家で過ごす時間が増えるとともに、ワンちゃんやネコちゃんを家族に迎えるご家庭も増えています。

私は新築後にネコちゃんを2年、ワンちゃんを15年を飼っていました。現在は新しい猫ちゃんを迎えて2年目になります。新築から20年経った我家をふまえて、新築時に考えたい、ペットと暮らすヒントをお伝えします。

ワンちゃんネコちゃんと暮らす心得

まず、犬種、猫種をチェック。犬種によって運動量、抜け毛、シャンプーの頻度も違います。猫の場合、野性味が強い短毛種のアビシニアンなどは活発、チンチラなど長毛種はおとなしめなど運動量の違いがあります。

次にそれらをふまえて、幼少期の家族の関わり方をチェックしましょう。

生活習慣は幼少期に培われるといわれています。例えば、散歩をあまりさせなかったワンちゃんは、3~4年経っていざ散歩に連れ出しても嫌がるケースが多いのです。

ネコちゃんも大人になるまでにうっかり外に出してしまうと、外の楽しさを覚えてしまい、ちょくちょく脱走するようになってしまいます。

ペットの幼少期に、トイレトレーニングや、行動パターンに関わるしつけをどの程度行っておくかは重要な要素です。

ペットとの関わりに重要な間取り

ペットとの暮らしをふまえた間取りの例

  • ●腰痛を起こしやすい犬種は、階段の上り下りの多い2Fリビングを避けましょう。
  • ●大型犬とリビングで密接に過ごしたい場合は、1Fリビングに土間スペースを設けましょう。
  • ●運動量の多いネコちゃんは、上下運動のできるキャットタワ-やキャットウォークを設けます。
  • ●一日12~16時間を睡眠に使うネコちゃんは、お家の中でも居心地の良い場所を探して寝ています。一か所ではなく、自由に行き来できる間取りにしましょう。
  • ●抜け毛の多い犬種と猫種は、お掃除が簡単な方法を模索するため、お掃除ロボットを採用する場合があります。段差のない間取りにしておきましょう。
  • ●可能な限り風通しの良い間取りにします。
  • ●抜け毛の多い犬種を室内で飼う場合は、できればブラッシングルームを設けておきましょう。
  • ●ペットグッズ収納スペースを設けます。
  • ●ワンちゃんなら、リードやお散歩グッズ、ネコちゃんであれば猫砂や爪とぎのストック場所や設置スペースなども考慮に入れましょう。特に大型犬のフードストックスペースはかなりのスペースが必要です。

おトイレは間取りと人との関わりに重要

次に、おトイレの場所について考えてみましょう。

人に癒しを与えてくれるワンちゃんネコちゃんですが、やっぱり世話をするのは大変ですね。散歩の最中におトイレを済ませるワンちゃん以外は、おトイレは間取りに大きく関わってきます。

ネコちゃんもワンちゃんも静かでおちつける場所がベストといわれていますが、それは一体どこでしょうか。

人の動線から外れてしまうと、用を足した後、長い間放っておくことになり不衛生です。また、食卓の近くにあれば、食事の最中に用を足してしまった場合、臭いや後始末が気になり、何よりストレスですね。我が家はペットのトイレ場所を確保していなかったため、リビングに置いていました。食事以外のときは、すぐに掃除ができるのでいい面もありましたが、食事の時は、双方にかかるストレスはかなりのものでした。

もし、新築前に戻れるならば、家族のトイレ空間を大きくして、その中にワンちゃん用ネコちゃん用のトイレを設置したいですね。ドアは猫・小型犬用ドアなどを利用するか、目線が外れるおトイレの場所であれば、ペットでも開けれる引戸にするのもいいと思います。

あるいは、家族用動線とお客様用動線を分けて、階段下収納におトイレを設置したいと思います。

【間取り】子育て世代に!散らからない工夫が詰まった家

ただ、個体差もあるため、こちらの思うようにいかない場合もあります。また、歳をとると決められた場所でのおトイレも難しくなります。

間取りを考える時、フレキシブルに使える余白のある空間を計画するとよいでしょう。

進化する建材や素材

消臭・脱臭機能・防傷クロスや装飾壁材、床材、除菌消臭器具など、ペットとの暮らしに取りれたい建材が数多く販売されています。

インテリアの素材にしてもソファの張地やマットなどは、滑り止め・ 防塵・汚れ防・ 傷防止・爪とぎ防止・洗える といった嬉しい素材が続々でてきていますね。

ペットを飼う家のフローリング

フローリングには、無垢フローリング・集成フローリング・積層フローリングなどがあります。

扱いやすさと施工性の良さから積層フローリングが主流ですが、断面はこのようになっています。

メーカーによって特徴は異なりますが、塗装材に耐傷、抗菌や耐摩耗性など様々な機能を設けています。中にはワンちゃんの腰の負担にならないよう滑りにくいコーティングをしているものもあります。

20年前にはそこまでなかったように思います。

写真は20年経った我家のフローリングです。爪の後は無数についていますが、塗装が剥げていないのであればそれほど気にならないと思います。水分のシミは、マットを敷いていたため、マットが濡れていることに無頓着となり、溝から染みてカビになっています。

無理に掃除をし、塗装が剥げるとこのようになります。

ネコちゃんやワンちゃんの性格や住む方のお掃除頻度にもよるかと思いますが、リフォームの際は昨今の塗装材の強化に期待したいですね。

育て世代にこそ、おすすめしたいペットとの暮らし

子どもを育てるだけでも大変なのに、ペットなんて!と思われる方も多いと思いますが、飼い主に対して愛情を示してくれるため、子どもが情緒豊かに育つ手助けとなります。

自分より小さなものをいたわる心や、お世話する自発的行動を育み、何より子どもの心の支えとなります。

息子が反抗期で2階に引きこもりとなった時期も、愛犬を触るために1階におりてきました。親の立場からも愛犬に助けられたなと感謝しています。

おわりに

いかがでしたか?間取りや関わり方はあくまで一例です。同じ犬種でも性格の違いで行動や生活習慣も変わる場合もありますし、人との関わり方で変わる場合も多々あります。また、ペットの若い時と年老いた時でも違います。

予備知識と心得は、ワンちゃんネコちゃんとの暮らしを楽しむヒントにしてくださいね。現実的なプランや、商品のご相談などは、ぜひご相談ください。

 

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