注文住宅だからこそ広がる「ニッチ計画」のバリエーション - らく住む|木津川市・奈良市の注文住宅

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注文住宅だからこそ広がる「ニッチ計画」のバリエーション
2021.11.08

こんにちは!
木津川市の工務店が手掛ける、注文住宅「らく住む」のインテリアコーディネーター田中カオルです。

ママの声をカタチにした家づくりブランド「らく住む」では、毎月1回、女性インテリアコーディネーターが 延べ床面積18坪から34坪の商品プラン(間取り)をご提案。
ブログでは、家事動線や収納スペースなど、間取りのポイントを「らく住むPoint」としてご紹介しています。

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今回は、そろそろ自分のおうちを建てたいなぁと考えている人に、ぜひ知っておいていただきたい「ニッチ」についてご紹介します。

ニッチとは

ニッチは、「すき間」「くぼみ」と言う意味。建物の壁の一部をへこませた部分のことをいいます。ちょっとした小物を置いたり、壁に絵を掛けたりするのが目的です。

壁を飾る目的なら、飾り棚もおしゃれな既製品がたくさん出回っていますね。DIYで簡単に取付けるだけで、お部屋をおしゃれに演出できるところが人気です。
でも、壁から出っ張ってしまうので、狭い空間には不向きです。

その点、壁の一部をへこませて作るニッチは、狭い空間でも邪魔になりません。
残念ながら、おうちを建ててからでは取付けることができないのがニッチです。
新築の際は、ぜひ計画してみてください。

ニッチを作る位置

玄関

季節を感じる小物や花を飾って、訪れたお客様に歓迎の気持ちを表現する場になるでしょう。

階段

家族の趣味の物やお土産を飾ると、家族との思い出を共有する場になりますね。周りの明るさが足りないときは、スポットライト(照明)を仕込みます。

リビングダイニング

ついついテーブルに置きっぱなしにしがちな雑誌や新聞。立てて収納すると、いつでもスッキリ片付いて家事もはかどります。

ベッドの近く

読みかけの本や枕に垂らすアロマオイルの置き場にぴったり。コンセントを付けておくとスマートフォンの充電もできます。

キッチンの近く

電気温水器リモコン・照明器具スイッチ・インターホンなどをまとめて設置できるので、スイッチニッチ・リモコンニッチとも呼ばれています。家中の空調や照明器具を1ヵ所でコントロールできるのは大変、便利ですね。

また、目立たせたくない機器の出っ張りがなくなるので、生活感を出したくない方にはオススメです。さらに隠したい場合は、カバーや扉を付ける方法もあります。

洗面台の近く

写真は、わが家の洗面脱衣室です。子どもたちがお年頃になってからというもの、ヘアケアや身だしなみを整えるのに朝から晩まで占領されています。笑

個人専用のスキンケア用品、整髪料などが増えてくるのを見越して大きめのニッチにしたのは正解でした。一番下の棚板は入浴前に外したアクセサリーの仮置き場として活用しています。

お子様が小さいパパ・ママは、子どもの着替えを手伝ったり髪を乾かしたり、やることがたくさんあって大変ですよね。狭くなりがちな洗面脱衣室。出っ張りがないのは、すっきり暮らしたい「らく住む」志向のファミリーにオススメのアイテムです。

無機質な機器はなるべく目立たない位置に並べるのがお勧めです。
例えば、給湯器のリモコンなど生活感が出すぎる物は、

  • キッチン周辺の家事動線上
  • リラックスしたいお部屋の視界からはなるべく外れる場所

に計画しましょう。「お風呂を沸かす」「来客の応対をする」「照明器具の調光をする」など、家族に手伝ってもらいやすい位置に計画すると、家事の時短につながります。

複数ニッチの並べ方

ニッチを複数並べる場合は、縦に並べるか横に並べるのか、それだけでイメージが変わってきます。縦に並べると空間の高さを、横に並べると幅を強調する効果が期待できます。

ニッチのデザインについて

くぼみの下部に棚板を設けたニッチもあれば、壁をくり抜いただけのニッチ、くぼみの上部にピンスポット照明を仕込んで、小物にスポットライトを当てる方法もあります。

またニッチの奥は、周りの色とは違うアクセント色にしたり、おしゃれなタイルを貼ったりするのも素敵です。写真は、奥のガラスが部屋の照明によってキラキラ輝いてとてもきれいです。

どこの壁でもニッチを計画できる?

答えはNOです。

ニッチは、構造設計の前か、同時進行にしないと取付けできません。ニッチを付けたい位置・大きさ・高さを前もって設計士やコーディネーターに伝えてください。

柱と柱の間に断熱材を入れる工法で家を建てる場合

外壁側の壁には断熱材を入れるので、ニッチを付けない方が無難です。施工の際によほど注意しないと、隙間ができヒートブリッジ(熱橋)という断熱の弱いところができるからです。

柱と筋交いを避ける

壁の中には、柱と柱の間に筋交いという構造材が必要な箇所あります。ここにはニッチを計画することはできません。
※「筋交い」地震の揺れから家の倒壊を防ぐために設置する斜めの木材

まとめ

設計の段階から、綿密に打合せをしておきたいニッチ計画。注文住宅だからこそ、ニッチのバリエーションが広がります。

新築住宅を建てるときは、ニッチの位置や大きさなどをコーディネーターに細かく相談して、あなただけのオリジナルな空間を作りましょう。

この記事が気になった方は、いつでもお気軽にご相談ください。お待ちしています。

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